オーペアとしてホストファミリーの家事を手伝ったからこそ気付いた日本との違いがある。
その一つは「食器」である。
今回はオーストラリアの家庭で使われている食器について紹介していく。
まず違うと感じたこと、それは、
茶碗と汁椀がない!!!
そりゃそうでしょ、と思うかもしれないが、あるのが当たり前と思っていた私にとっては驚きであった。
けれど、彼らの食卓にご飯が出るときもあるし時にはみそ汁も飲む。
どうやって食べるのか。
我が家(ホストファミリー)が使う、主要な食器たちがこちら。
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小皿がなく、一番小さい平皿でも食パンが乗るサイズの大きさである。
ご飯を食べるときは、カレーやリゾット、丼物(私が作る)といった何かほかの料理と一緒に合わせて食べるのが主流のため、分けて食べるということがない。
また、毎食ご飯やパンといった主食を何かおかずと一緒に食べるというわけではなく、夕食が具沢山のスープのみ、お肉料理と副菜のみといった日本の食卓でいうおかず(メインプレート)のみということが多い。イメージがしにくい場合は、EP.21「私の奮闘記」の料理の写真を見てもらうといいだろう。
こういった食文化から、小皿はあまり必要とされず、メインの料理用の大きい皿が活躍するのだろうと思われる。
さて、次はみそ汁だ。
普段スープ用に使っている器は、底が広くみそ汁を入れるにはあまりにも大きい。
なので、ホストファミリーはマグカップを使っていた。
家でみそ汁をいただいたときは、食事中の汁物としてではなく、食後に食事とは別のものとして飲んだ。
複数の食器が一人の食事に使われ、それぞれの食器を順に手に持って食事を食べるのが日本の食事の仕方なのだと改めて感じられた。
最後に飲み物。
我が家にある飲み物用の器は、
マグカップ、コップ、そしてワイングラスだ。
オーストラリアではワインが一番人気でよく飲まれるお酒である。
ホストファザーも、そしてマザーもワインが好きなのでばっちりグラスがあるというわけだ。
家でパーティーをしたり友人を招いたりすることもあるからか、夫婦の2人分より多く計10個程ある。
食事を考える時、小皿やお椀がないというのは案外厄介だ。
それでも家族に満足して食べてもらうために、日々メニューを試行錯誤しながら作っている。
※ここで書いたことは、私がお世話になったホストファミリーの家での話であり、すべてのオーストラリアの家庭がこのような食器揃えや食事スタイルになっているとは限りません。
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