ここでやっとメインで登場、ボーイである。
立派な小学4年生の、ボーイである。
運動とゲームが大好きなボーイである。
そんなボーイ。事前にマザーから紹介をもらっていたように子供らしくやんちゃ盛り。
出会って早々いろいろとトラブルを起こし手を焼いていた。
そのボーイは何と空手を習っているのだという。
空手だなんて珍しいなと思っていたのだが、オーストラリアでは空手が一番馴染みのある武道のようだ。
ちなみに私は、ゴールドコーストで空手をしている人達が描かれているウォールアート(家の壁など一面をキャンバスとして描くアート)を見たことがある。
送迎ついでに練習の様子を見学することにした。
今回の練習場所は近くの小学校の体育館。
大きさはバスケットコート1面分くらい。
そこに3、4の子供と指導者とみられる黒帯の大人が2人。さらにほかにも数人の大人が来ていた。
そして練習が始まった。
今日は形(かた)の練習。形とは、相手との試合ではなく一人で形として定められている技(所作)を見せるものである。
号令を掛けながら何度も繰り返し練習する。
「レイ、ヤスメ。」
「ハジメ。イチ、二、サン、シ…」
驚くことに所作の所々で日本語が使われていた。
こんなところでこんな形で日本語を聞くことになるとは思わなかったので不思議な気持ちになった。
他にも「センセイ」「ハイ」等、簡単な単語が使われていた。
さてここでボーイ。
普段の彼の様子から、きっと彼は遊び半分でへらへらと練習しているのだろうと思っていた。
が、しかし。
彼の様子は普段と一変。
真剣に集中し、一つ一つの技を丁寧にそして力強く繰り出していく。
彼はその場にいた子供の中で一番上手かった。
やるじゃん。ボーイ。
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